アパレル店で声をかけられるスタッフになるための接客の3つのコツ

2018年04月18日 コツ

AdobeStock_188927216 (1)

お客様から声を掛けられやすいスタッフとそうでないスタッフ。

声をかけられるスタッフにはどんな違いやコツがあるのでしょうか。

 

普段お店を回っていると、お客様から「すみません」と声をかけられやすいスタッフがいます。一方で、まったくどのお客様からも声をかけられないスタッフもいます。

この違いっていったいどこにあるのでしょうか。

ここでは、アパレル店でお客様から声をかけられやすくなる、そのようなスタッフになるための3つのコツをお届けしたいと思います。

 

お客様から声をかけてもらいやすくなると得られる効果とは

 

冒頭でお伝えした2パターンのスタッフのうち、お客様から声をかけられるスタッフは、普段からよく声をかけるお客様に当たる確率が高く、「全然声をかけられない!」というスタッフはクールなお客様に当たることが多いということなのでしょうか?

 

実はそうではありません。

声をかけられるスタッフは、お客様から声をかけられるためのポイントを持っていることが多いです。

 

どのようなポイントがあるのかは後ほど一緒に見ていくとして、ここで、一度少し考えてみましょう。

どうして私たち販売スタッフはお客様から声をかけられたほうが良いのでしょうか。

 

 

その理由は、お客様から声をかけていただく確率が上がっていくと、こちらから力んで声をかけに行かなくても自然と接点が生まれて、接客がしやすくなるからです。

また、お客様にとって“声をかけやすい”ということは、「この人の接客受けたいな」と思ってくださる第一段階をクリアしていることが多いです。ですので、そのあとも気持ちよく接客が進んでいって、お買い上げにつながりやすくなります。

 

つまり、お客様から声をかけてもらえる力を上げるというのは、
売上につなげるためにもとても大きなポイントとなります。

 

それでは、次の章からお客様から声をかけられやすくなる接客の3つのコツについてみていきましょう。

 

声をかけられやすくなるコツ~その1~

 

お客様から声をかけてもらいやすくなるコツの1つめは、
“お客様の視界の中に入っていること”です。

 

あなたのお店にお客様がいるときのことをイメージしてみてください。
お客様が店内で商品を見ていて、このような場面はありませんか?

 

例えば、商品についてわからないことがあったときや、商品の大きさ違いについてたずねたかったり、違う色の商品があるのか疑問に思ったとき。もしくは「この素材なんだろう?」と思って顔を上げたとき。

このような“お客様が顔を上げた時”に、“お客様の視界の中にちゃんと立っていること”です。

 

お客様に店内を自由に見てもらいたい、という気持ちがあるのはとても素敵なことです。

とはいえ、あなた自身がお客様の真後ろに立ってしまったり、お客様から見えないところに待機してしまうと、お客様に見つけてもらえる確率が低くなってしまいます。

そうすると、お客様が声をかけたくても、かけるタイミングを逃してしまいます。

 

ですので、顔を上げた瞬間に、ちゃんと視界に入る場所にいるようにしましょう。

もしくは少し離れたところでもいいので、お客様の視界が入るところに待機しておくこと、これが声をかけられやすくなるための1つ目のコツです。

 

声をかけられやすくなるコツ~その2~

 

先ほどはお客様の“視界の中に入る”というコツをお伝えしました。

それを踏まえて、2つ目のコツは、
お客様の視界の中に入っていながらも、何かしら“動きを入れること”です。

 

自由に商品を見ている時に、黙ってお客様を観察していたら、お客様はどのように感じるでしょうか。

 

きっとスタッフから黙って見られているその視線を感じてしまうと思います。そして、「なんだか怖いな」「早くこのお店出ようかな…」という気持ちにさせてしまいます。

 

ですので、お客様の視界の中に入りながらも、商品の陳列を直していたり、ディスプレイを変えているふりをしたり…少し動きを入れてみましょう。

そうすることで、お客様もリラックスして店内を見ることができますし、スタッフに声をかけやすい雰囲気を出すことができます。

 

ただし、注意が必要です。あくまでもここでの作業は、もくもくとその作業に集中することが目的ではありません。お客様が声をかけやすくなる演出をするための作業です。ですので、私たちもすぐにお客様に気づけるように、気を配りながら作業をする“ふり”をしましょう。

 

声をかけられやすくなるコツ~その3~

 

ここまで、“顔を上げたときに視界に入るところで待機”“待機中は動きを入れる”という2つのコツをお伝えしてきました。

 

最後のコツです。それは、
“接客をしていなくても、表情は柔らかい表情で待機すること”です。

 

たとえばあなたがお客様の視界に入って待機していたとします。

そこでお客様が顔を上げたときに「あ、あそこにスタッフがいるな」と思ったとしても、もしスタッフの表情がむすっとしていたらどうでしょう。「なんかあの人怖いから声かけにくいな」という気持ちがわいてしまいます。

 

イメージとしては、口角を2ミリから3ミリアップさせましょう。

そうすることで、お客様からすると、声をかけやすくなります。

ちょっとしたことではありますが、意外にも、できていない方が非常に多いのが現実です。

 

柔らかい表情で待機をするときに、歯を出す必要はありません。歯を出してしまうと「あの人思い出し笑いしているのかな」と、これまた怪しい人になってしまうので、閉じたままほんの2~3ミリだけ口角を上げる。

ここを実践して“柔らかい表情”を意識してみましょう。

 

ただし、笑顔にもコツが必要です。
さらに、できている“つもり”の方が非常に多くいらっしゃるように感じます。

そんな方には、下記の記事にて笑顔のトレーニング方法もお伝えしています。

接客も笑顔も技術なので、トレーニングすることでしっかりと身につけることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

まとめ

アパレル店でお客様から声をかけられるための背客の3つのコツついてお伝えしてきました。

“お客様が顔を上げたときに、お客様の視界に入っていること”

“何か作業をしながら待機すること”

“柔らかい表情”

この3つを徹底するだけで、圧倒的にお客様から声をかけてもらえる人になりやすいです。

ぜひ試してみてください。

 

そうすることで、きっとただお店にいるだけでも、お客様から近寄ってきてくれる。そんな光景がいまよりもっと増えるはずです。

コメント..

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント
お名前 *
メールアドレス *

PAGE TOP