接客7大用語とは?現場で実際に使える?使えない?

2017年09月27日 用語

sekkyaku7daiyougo

接客に携わった事があれば、この言葉を耳にした方も多いのでは?
でも、接客7大用語はそもそも現場で実際に使えるのでしょうか。

 

接客7大用語とは、

①いらっしゃいませ

②少々お待ちくださいませ

③かしこまりました

④お待たせいたしました

⑤申し訳ありません

⑥恐れ入ります

⑦ありがとうございます

以上の7つの言葉を指します。
この接客7大用語を毎日の朝礼などで、全スタッフで唱和しているところも多いかもしれませんね。
ここでは、実際の接客現場で使えるのかどうか、ということを考えながら「接客7大用語」について見ていきましょう。

結論から言うと、「接客7大用語」は接客には必須!

先ほどお伝えした7つ、どの用語も接客には必須の用語と言えます。

でもここで注意したいのは、「毎朝唱えているから」「暗記しているから」と言って、接客力が上がるかというと、『それは全く関係ない』ということです。

例えば、7つ目の「いらっしゃいませ」という言葉で考えてみましょう。

あなたが商品の棚を整理していたら、あなたが顔を向けている方向と逆方向から、お客様が入店してきました。その時に、そのままお客様に背を向けて「いらっしゃいませ」と言うシチュエーションを思い浮かべてみてください。
さて、この状態で「接客力が上がっている」もしくは「接客力が高い」状態、と言えるでしょうか。

答えは「No」です。
いくら接客7大用語を口に出していても、お客様の立場から見ると歓迎されている、とは思えない状態ですよね。

お客様へ居心地の良さを提供しよう、と考えているならば、入店されたお客様の方を向き、一旦手を止めて「いらっしゃいませ」と言うのではないでしょうか。

他の6つの用語もこれと同じように、ただ「知っている」から使うのと、「お客様のことを考えながら」使うのでは、接客力に大きな差ができてしまいます。
そして、そのことを常に意識して使っている接客スタッフは、数か月後・数年後には圧倒的に「接客力の高い」販売員となっていることでしょう。

では、接客7大用語をより効果的に使えるようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは2つのポイントをお伝えします。

ポイント1「接客7大用語を唱和する際には気持ちが伝わるように声に出す」

先ほども考えてみた通り、この接客7大用語はただ口にするだけでは意味がありません。
口にする際には、お客様に気持ちが伝わることが大事です。
そのためには、唱和の際に『表情を付けて』声に出す習慣を持つことです。

毎日の朝礼で、全スタッフで唱和するのであれば、円になったりペアになって行うだけで、周りスタッフの表情をチェックしながら練習することができますよね!
「ありがとうございますって感謝を伝えているのに、なんだか無表情だったよ」などと、周りのスタッフからフィードバックを受ければ、「いつも笑顔で口に出しているつもりだったけど、もっと気持ちが伝わる笑顔を意識しよう」と思うのではないでしょうか。

また、一人で唱和するときでも、表情のチェックはできます。
みなさんは、朝起きて顔を洗うときに鏡の前に立ちますよね。その時に、鏡を見ながら接客7大用語を声に出してみましょう。表情チェックを忘れずに。
自身の表情をチェックできるだけでなく、朝笑顔になるだけで脳が活性化されてやる気がアップするそうですよ!
一石二鳥でおすすめの方法です。

 

いずれも、唱和の際には表情を付けて声に出す習慣を持つことです。
そうすることで、接客中にこの言葉を出した際に、表情が習慣化されて、お客様へ気持ちが伝わるようになります。

ポイント2「いつ、どのように使うかを考える時間を設ける」

普段、接客の現場をまわっていると、せっかく接客7大用語は頭に入っているのに、実際の接客の中では全然出てこないスタッフに出会います。

それは、接客7大用語を忘れてしまっているからではありません。

毎日の朝礼で、接客7大用語を唱和しているときはスラスラと出てくるのに、いざお客様を前にすると全然活用できていない…。

なぜでしょう?

 

その理由は、『いつ、どのように使うかがイメージできていない』からです。
例えば、「少々お待ちください」はどのような時に使うのでしょう?

・お客様に商品の在庫があるかどうか聞かれ、お待たせしてしまうとき

・お会計の順番待ちをしているお客様がいらっしゃるとき

・お客様からの電話を受けて、保留にして確認しなければいけない事項が発生したとき

などなど、ほんのわずなか時間でも、具体的なシチュエーションはたくさんイメージできます。

 

だからこそ、接客7大用語は『いつ、どのように使える用語か?』をスタッフ間で考える時間を設けてみてください。
その「考える時間」がスタッフに気づきを与え、「そうか!ここで使えばいいんだ!」という新たな発見が、接客現場での実践に繋がっていくはずです。

そうするだけで、接客7大用語が現場で使える用語になっていきます。
毎朝の唱和も、毎朝の一人トレーニングも無駄にならずに、接客の現場で活きてきます。

まとめ

いかがでしょうか。
接客7大用語は「現場で使える用語」であることがお分かりいただけたでしょうか。

ただ「知っている」だけの接客7大用語から、「お客様へ気持ちが伝わる」用語へと変えるには、あなた自身が「日頃のトレーニングで表情を意識する」、「どんなシチュエーションで使えるか考える時間を取る」などの小さい(だけどとても手軽な!)積み重ねが重要になってきます。

せっかくの毎日のトレーニングが無駄にならないよう、そしてあなたの接客力を上げる1つの要素として接客7大用語を実践してみてはいかがでしょう。

 

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